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記憶のメカニズム エピソードで単語を覚えよう!

 

皆さんこんにちは。湘南英語クラブのケン水野です。

 

皆さんは英単語、熟語を覚えること、困ったりしませんか? 

 

語学学習では、語彙の暗記が必須ですよね。とはいえ、なかなか学校やTOEIC対策などで学んだ語彙がスピーキング、ライティングなどで使えるようになるのは簡単そうでなかなかできないものです。 

 

そこで、今回は脳の記憶のメカニズムを考察しながら、使える単語の効果的な覚え方をご紹介したいと思います。

 

2種類の記憶

人はどのようにして言葉を記憶しているのでしょうか?

 

人間の記憶力には2種類あります。

それらは短期記憶と長期記憶というもので、短期記憶は、15分~30分程度の記憶で、たとえば、高校時代の歴史の試験で、一夜漬けて年号の暗記するような記憶です。

 

この短期記憶は、早く記憶からはなくなってしまいます。高校の歴史のテストで覚えた年号は試験が終わってしまえば忘れてしまいます。 

 

一方で、長期記憶は、半永久的に覚えている記憶です。

 

これには、更に2つのカテゴリーがあります。一つは意味記憶と呼ばれているもので、知識として繰り返されて覚えた記憶をいい、

 

たとえば、「太陽は東から昇る」という法則や「ケネディ大統領は暗殺された」というような歴史的事実などをいいます。ただ、この記憶の難点は、度忘れしたり、何かのきっかけで思い出す性格があります。

 

もう一つが、エピソード記憶と言われているもので、自分の体験によって記憶されるものです。

 

たとえば、「昨年の夏、家族で出かけた沖縄旅行」などは、知識でなく体験で記憶ができ、時間や感情を交えて覚えていくので、頭に残りやすく、意味記憶よりも苦労せずに覚えることができます。

 

この英単語の覚え方には、このエピソード記憶の特徴を利用して覚えていくことをお勧めします。具体的に3つほど効果的な方法をご紹介しましょう。

 

その1 単語を自身の体験と結び付けて覚えていく方法。

 

たとえば、complimentary(無料の)という単語を覚える場合、私は横浜にある有名ホテルで実際に提供する無料の朝食を覚えていて、それをイメージして、complimentary breakfast(無料の朝食)などとして覚えています。

 

その2 単語を自分がイメージとして覚えやすい文章として覚えておく

よく英単語集の参考書を使って覚える方法がありますが、こちらの例文はしばしば、難しすぎるので、覚えられないことが多いようです。

 

なので、こちらも、その1のように、実体験とか、イメージなどを交えた文章などを交えて覚えるといいでしょう。

 

たとえば、先ほどのcomplimentary だったら、私は、

A Hotel’s complimentary breakfast is continental breakfast.

「Aホテルの無慮の朝食はコンチネンタルブレックファストです。」などとして覚えています。

 

その3 実際に使ってみる。

 

正直、英語が母国語でない日本ではなかなかこういう機会が少ないのですが、それでも、工夫をすれば習った単語をすぐにつかうようなことができそうです。

 

たとえば、SNSなどで海外からのニュースに簡単にコメントを英語で書いてみる、とか、ネイティブの人と会う機会がある人であれば、あらかじめ使う単語を決めておいて、相手に会ったら話してみる。などをしてみるのもいいでしょう。

 

エピソード記憶、つまり、日本のことわざでいうところの、「これは習うより慣れろ」ですね。 英語を知識として知っていることと、使えることは別です。適切なトレーニング方法を使って日々励行していきましょう。

 

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