皆さんこんにちは。湘南英語クラブ代表 水野ケンです。
2021年も前半の最終月になりました。世の中は、コロナワクチン、オリンピックの強硬開催の是非が大きな社会不安となっています。
こんな狂気のオリンピックが実施されるなんて・・・信じられません。
多くの国民の犠牲の上に一部の団体の利益に供するイベントには最後の最後まで反対の意を表します。
さて、閑話休題、今回はTOEFL iBTテストのライティングがどのように評価されるのかを
考察してみたいと思います。
TOEFLのライティングは、英文を読み、それに関しての会話を聞き、内容を要約するIntegrated Part
お題に対して、自分の意見を述べるIndependent Partがあります。
スコアはそれぞれ0~5で判定をされ、2人の人間の試験管と2つのAIによって判定されます。4人のはじき出した点数の平均に、偏差値を考慮にいれて30点満点で採点されます。
受けた人が簡単と感じても高得点になったり、難しいと感じても低い点になるという訳ではありません。
このライティング、どのようなスキルが評価されていくのでしょうか?
ここに、ETSが発表している評価ポイント・・・TOEFL iBT Writing Test Rublicsがありますので、こちらに沿ってキーワードを確認しながら、検証してみましょう。
↓
https://www.ets.org/s/toefl/pdf/toefl_writing_rubrics.pdf
1.Coherency (一貫性)
特にIndependent Writingにおいてですが、自分の意見に一貫性がないといけません。これ、割とできそうで、難しかったりします。
たとえば、
「仕事は満足感が絶対重要、いやなことをしなくて済むので周りもハッピー、このポリシーで両親をサポートしていきたい。」
と展開すると、「お金がなくてもできる?満足感だけではだめでは?」などと意見にブレがでてきます。
なので、この場合は、意見として、「仕事をする場合、なるべく満足感を優先させた方がよい」ぐらいにして展開させると一貫性が保つことができます。
1.Organization, Devopment(構成、展開が大事)
Indepenent Taskにおいては、Introducton, Body, Conclusonが明確に分かる英文を書くことは基本中の基本です。
これが、読み手に伝わらないとよいライティングとは認められないので、まずは、Intro, body, conclusionで使われる英語表現を使用しながら、しっかりと相手に構成が分かる英文にしてください。
また、その構成中、どのように自分の意見をBodyに展開させていくか(Development)を採点者は見ています。たとえば、
「自分が田舎に住むことを好む」
ことを選ぶのであれば、その合理的理由と詳細な事例を提示、読み手に「なるほど!」と思わられなくてはいけません。
(例:子供の健全な育成に良い→都会の大気汚染→友人の子供のことの例示)
TOEFLライティングに慣れている学習者にとっては
英文構成(Organization)は「できて当たり前の基本中のキ」
その前提で、展開(Development)が高得点が取れるかどうかの勝負所と言っていいでしょう。
2.Accuracy、Variety(文法は正確性、語彙表現は多様性として評価)
日本の学校教育では、この文法が過剰なほどに重要視されてしまっていますが、TOEFLでは、むしろ1の構成、展開の方が重視されています。
文法ー正確性(Accuracy)に関しては、
ちょっとしたマイナーな文法のミスがあっても高得点は可能です。
ここでいうマイナーな文法ミスとは、
「そのミスがあっても意味は伝わるもの」です。
例えば、He like... / It has negative impact / We should act posirive /
といったもの。
完璧な英文を書こうとするあまり、構成、展開がおろそかになるといい得点が望めません。
語彙表現は、同じような表現ばかりを使うのではなく、たとえば、「無料の」であれば、free, complimentery, cost nothig, without charge などと状況に応じてパラフレーズができるかを評価されます。
TOEFLではどちらかというと、フォーマル、やや硬い表現の方が好まれる傾向があると思われます。
いかがでしょうか?
割と日本の英語教育では、自分の意見を相手に伝わるように整理して書いたり話したりする機会は少ないようです。
まずはなるべくよい英文を見て、真似をしながら、TOEFLライティングに備えましょう。
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