みなさんこんにちは。 湘南英語クラブ、代表の水野です。
先月、実施されたTOEIC(r) L&R Testの結果のスコアシートが、そろそろお手元に届いている頃ですね。
ワタクシが指導する学習者の皆さんは、それぞれ会社や学校で、獲得目標スコア
が決まっているので、皆さん、スコアだけみて、一喜一憂しがちです。
それも致し方ないことではあるのですが、ここに記載されているには、"Ability Measured" 。。。通称
アビメ
と言われている項目があり、こちらにはどのような問題をどれくらいの割合で正解したのか、、、ということが記載されているのですが、割とこれが何を指すのかが分からない人が少なくありません。
そこで、今回のブログではここに記載されている項目が何を表すのかを解説してまいります。
(尚、今回この記事を書くにあたり、ヒロ前田さんの著書、「TOEIC (r) L&R テスト、究極の模試600問+」を参考にさせていただきました。また本ブログでの本件の内容は推測に基づいております)
リスニング
①短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で、明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる。
この項目はPart 1, Part 2の問題のうち、推測が必要と思われる問題と思われます。たとえば、Part 2などで、
Can we meet here tomorrow? (明日ここで会えますか?)
Let me ask my manager. (マネジャーに聞いてみます)
といったような問題で、直接的な応答というより、応答から推測が必要な「ひねった」
パターンです。
②長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる。
こちらの項目はPart 3, Part 4 で①と同様に、推測が必要な問題と言われています。たとえば、
What are they talking about? といった、会話の主題だったり、
Where is the speaker calling from? などのような場所を問うような設問がこれにあたると言われています。
③短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる。
Part 1, 2の設問のうち、①と異なり、直接的な解答をさすようです。例としては、
Where is his file going to be placed? (彼のファイルはどこに置きますか?)
In her office for now. (今のところは彼女のオフィスに)
①と比べると予測がしやすい問題といえましょう。
④長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる。
Part 3, 4の問題のうち、具体的な内容を問う問題で、解答のヒントが明示されているような問題。たとえば、会話で,
I will offer you some complementary breakfast.(無料の朝食を差し上げます)
などのセンテンスに関して、
What does the man offer the woman? (男性は女性に何を申し出ましたか?)といった設問を指します。
⑤フレーズや文から話し手の目的や暗示されている意味が推測できる。
Part 2 3 4などで、内容を推測する問題を指します。たとえば
What does the speaker imply when he says, "You can't miss it"?
話し手は、どういう意味で、「一目で分かります」といったですか?
こちらの問題は内容を聞いて、「忖度」するような問題をさします。
以上 まずはリスニングのAbility Measuredを説明しました。後半はリーディングの説明をします。